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2014年6月19日木曜日

八丁堀ヒルズ

 明日6/20(金)は仕入のため、14時からの開店となります。ご了承くださいませ。

 虎ノ門ヒルズとかいう商業施設がいつの間にか完成、開業していました。誰に断りを入れてこんなデカいものを建てたのか、と因縁をつけたくなるくらいに豪壮な建造物であろうことは、各メディアから伝え漏れる情報で推察できます。公式キャラクターも国民的アイコンを完膚なきまでに換骨奪胎したもので、一見してさすがにこれは訴訟問題に発展するのではと危惧しましたが、どうやらプロダクション公認だとのこと。今どきだと、暇を持て余し気味の職員に鉛筆でメモ書きさせたキャラクターのラフを知り合いのデザイナーに起こさせて、虎子ちゃんと門吉くんとか名付けて済ませるのが通例だと思っていました。そのへん、やはり官民連携の地域開発ということで、素人の入り込む余地はないようです。
 「未来の東京は、ここからはじまる。」というコンセプトを掲げているそうで、それはまあ言わせといてやるよといった感じですが、心の奥底では、いや実は八丁堀からはじまるんですよと言いたい。当店の入るビルは、1階がZOEというビストロで2階が当店、3階は器やオブジェを扱うギャラリープラグマタ。図らずも一棟のビルで食・知・美が堪能できるのですから、規模の大小はあれ、虎ノ門とタメを張れるのではないでしょうか。中央区がそのあたりどう思っているのか、聞いてみたいところではあります。広げた大風呂敷が畳めなくなりそうなので、このへんで。



『セックサス 上 薔薇色の十字架 第一部』ヘンリ・ミラア
 木屋太郎訳ロゴス社 1953年4月15日初版      
カバー吉田穂高 三方小口ヤケ          
大風呂敷の人、ヘンリー・ミラーの肉食系自叙伝
   1,500円       

 
 

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