店にある李朝初期の白磁の大鉢、視界に入るたびにひとつの誘惑に駆られてしまう今日この頃。15世紀の末頃に京畿道広州の道馬里あたりで、王室や中央官庁で使うために焼かれた器です。ときおり見かける鉢よりひと回り半ぐらいは大きく、薄い挽き上げに底光りするような白。その深々とした器形を目にすると、どうしてもこれでチキンラーメンを食べたくなるのです。酒を呼ぶとか花を呼ぶとか、その器物の元来の用途とのズレを楽しむのが見立てですが、この鉢はラーメンを呼びました。
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内から仄かに光りを発するかのような磁肌 |
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口径19.8~20.5×高さ12.4センチ |
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高台径9センチ |
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針金のように細い金蒔き 匠の業です |
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宮中の食事に関する業務全般を担う官庁である司饔院の分院に あたる白磁燔造所がこうした磁器を焼いていたそうです |
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湯を沸かして |
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チキンラーメンをセンターにセッティング |
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卵を落としました |
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湯を注ぎ |
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蓋をする
水指に見立てられてるので塗蓋が付いてます
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三分後 いい具合 |
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かき混ぜて完了 茶でも用意すればこれで一食分 |
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食べ終わりました スープを飲むときの口当たりも
いいです 本来は手に持って食べる器ではありませんが |
というわけで、気が済みました。やれることはやってみた方がいいかもしれません。6/3(日)は東京国際フォーラムの大江戸骨董市に出店いたします。天気は良いようですので、梅雨入り前の古物の仕込みにぜひお出かけください。では、6月もどうぞよろしくお願い致します。
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