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2016年10月8日土曜日

遍く照らし出す

10月12日(水)まで小野寺公夫の仕事『漆工礼讃』を開催中。
13(木)・14(金) 搬出休。

15(土) 仕入のため15時開店です。
16(日) 有楽町東京国際フォーラムの大江戸骨董市に出店いたします。
22(土) 『詩について・対話篇 第9回』開催。16時半まで営業の予定でしたが、
所用により臨時休業いたします。
23(日) 乃木神社の骨董蚤の市に出店いたします。

インスタグラムもぜひご覧ください。こちらから→👃


 金曜日のこと。銀行に用があって京橋方面へ歩いていると、中央通りが交通規制で物々しい雰囲気になっていました。早々に用を済ませて、その足でゆで太郎に行くつもりだったのに、今さっき渡ってきた横断歩道が閉鎖されてしまい、通行不可で帰れず。いったい何事なのか。暫くすると、警察に先導された天蓋の無い大型車輛が、数多の男女を乗せてゆっくりとこちらにやって来ます。彼らは、首からぶら下げたキラキラ光る丸い物体を手に持って、それを時おり上方にかざしたりして、笑みを見せながら手を振っています。すると沿道に陣取った人々やビルの窓から顔を出す人たちは、一斉に歓声を挙げ手を振り返すのでした。何か大掛かりな民間信仰行事なのかと思いましたが、どうやらオリンピック・パラリンピックのメダリストパレードだったようです。というか、事前に告知の看板が出ていたから知ってはいたのですが、いかにも出会い頭という感じだったので、吃驚してしまいました。せっかくの機会ということで、メダリストたちのエナジーをお裾分けしてもらったつもりで店に戻ってきました。
 現在、漆芸家小野寺公夫さんの展示を開催中なので、ふだんの茶色っぽい店内は朱と黒に占められています。手間を惜しまず作られた漆器の佇まいが、さっき身に纏ったエナジーと融合して、不思議なオーラとなって逆光から漏れ出て、上空から八丁堀界隈を照らし出していると思い込みながら店番をしています。ご来店お待ちしております。


ワー。

ワーワー。

ワーワーワー。

史上最強と言われる柔道家が写っていました。
森岡さん・・?と思いましたが、違ったようです。

小野寺さんの汁椀が出来上がるまでの過程です。
最も堅牢と言われる本堅地による仕上げです。
まずケヤキの椀木地に生漆を塗り込みます。

生漆と米糊とケヤキの粉を合わせたものを付けて木地を
平滑にするのべ付けという作業。その後、口廻りや
糸尻、見込みなどを補強するための布着せを施します。

生漆、糊、木の粉を混ぜ合わせた惣身漆を篦で
付けます。それから地の粉、生漆、米糊を混ぜた
もので下地を付けます。地の粉の粒子を細かく、
米粉の割合を少なくしていって三回(三辺地)。 

砥の粉と生漆を混ぜた錆漆を付けます。
よく乾燥させた後、地研ぎの作業。
これで漆を塗るまでの作業が完了。

中塗り、本中塗り

上塗り。その後、節上げ(ゴミ取り)、乾燥。



民藝の教科書③『木と漆』グラフィック社
会期中は当店でお買い求めいただけます。
2,160円(税込)



 
 

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