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2016年8月8日月曜日

無為徒食〜さよなら、ミッドサマー

14(日)・15(月) 夏休みを取ろうと画策中です。

18(木) 展示搬入休
19(金)〜21(日) nest(ネスト)/noeud(ヌー)/書肆逆光による古物の企画展
『キワッキワのど真ん中』を開催。

インスタグラムで店内商品を紹介しています。お問い合せお待ちしております。
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 俗に道具屋のパフェ倒れなどと言って、身に過ぎた奢侈を戒めたりするものですが、とはいえ、時には自棄パフェと称して、世知辛い渡世に少しは抗ってみたくなるのが人情です。
 日曜日は東京国際フォーラムの大江戸骨董市に出店してきました。灼熱の中での、文字通り命を賭けた行商を覚悟していたのですが、会場は風が抜けて、思っていたよりは過ごしやすい半日でした。しかし生命的な危機を脱しても、経済的な方は依然回復基調とは言えません。夏枯れによる風前の灯。八丁堀に死す。たとえば僕が死んだら。逆光 怒りの脱出。などといった言葉が、行く先も知れず胸を去来します。何はともあれ、暑いさなかに足を運んでくださった皆さまには、心から感謝申し上げます。
 そして、撤収後は浅草のフルーツパーラーゴトーへ。相変わらずの混みよう。列について注文品が出てくるまで小一時間ほどでしたが、体感的には2年ぐらい待たされた感じです。桃パフェの気分で出向くも、メニューに桃の記載なし。まさかの売り切れ?と思いきや、追熟中の分を若干数確保と端に小さく書かれています。この際、完熟でなくとも構わず。多少ガリガリしていても、そういう果物だと思って食えばいいじゃないか、という心づもりでいたら、出てきたのはすでに柔らかさも甘みも香りも十分なものでした。これで熟しきったとなると、一体どんな食べ物になってしまうのかと空恐ろしくなったのでした。
 それから、隅田川沿いの猫に暑中の挨拶に出向き、暮れゆく夕べの空の下をぶらつきながら家に帰って、真田丸をつけっ放しにして作った粗食をモリモリ食べて一日は終了。どこにも財を成す気配は漂っていないのでした。今週もよろしくお願い致します。


桃は山梨産の「なつっこ」。1,230円(税込)
当店の資産の数々。但しこれを現金に換えなければ
現代社会では生存が困難に。          
隅田川沿い公園前在住の猫。

呼べば必ず寄って来る猫というのは、仕入れれば
右から左に動く品物より得難いかもしれません。

下町の宵の空。
椀二つのみの極度にミニマルな食事。
豆類としらすをぶち込んだ「しらすかちりご飯」。
飯椀 小野寺公夫 汁椀 相田啓介 
箸 山岸厚夫 箸置き 原朋子






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