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2016年7月12日火曜日

繕い、際、謎

12(火)・16(土) 漆工警察24時、相田雄壱郎氏による金継ぎ教室開催のため店舗営業は
18時までです。青少年読書感想文指定ブログ『雄壱郎雑記』をご一読のほど。

17(日) 東京国際フォーラムの大江戸骨董市に出店いたします。

24(日) 乃木神社骨董蚤の市に出店いたします。

8/19(金)〜21(日) nest(ネスト)/noeud(ヌー)/書肆逆光による古物の企画展
『キワッキワのど真ん中』を開催。

インスタグラムがさりげなくアップされています。こちらから→👃


 日本の染織品を専門に扱う気鋭の古物商、教草さんの企画展示『繕いの古布』が10日の日曜日まで当店にて開催されていました。業歴は当店逆光と同じぐらいの新参なので、好きな布を力のある他業者相手に、好きなだけ競り取ってくるわけにはいかないようです。自然布とか上布とか更紗とか、なにやら欲しい布はきっとたくさんあるのでしょうが、とにかく今の時点で手元にやってきた布の中からテーマを決めて選び抜いて、人目に晒す勇気を振り絞って企画されたのが今回の展示というわけです。
 繕いや継ぎのある布を取り上げるというのは、やきもので言えば、金継ぎや鎹直しをおもしろがるのと同じようなものでしょうか。実際、来てくださった方は楽しんで選んでいたように見受けられましたし、会期通して盛況と言いうる(当店比)人出でした。教草さんの仕入の苦しみが少しでも身になっているのを目にすると、こちらも店で普段から呑気におやつ(ハッピーターンやビッグサンダー)など食べている場合ではなく、品物の入手に身を窶さなければならないと思いました。
 来月は、上にもありますが『キワッキワのど真ん中』と名づけられた展示会をします。キワとは際のことで、つまり中心と周縁、メジャーとマイナー、小諸そばとゆで太郎といった世界に遍在する二項対立から生じる階層的秩序を脱構築により解体しようという試みと言ったら分かりやすいでしょうか。まったく分からないですね。どうすればいいんでしょう。謎に満ちた企画です。今週もよろしくお願い致します。


繕いは無いですが、おもしろい布を教草さんから
分けてもらいました。蒸籠に被せた麻だそうです。
蒸気の当たる箇所が丸く染みになってます。   

部分的に公開されたDM。まだ何のことやら・・。









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