ページ

2015年8月3日月曜日

悲しき亜熱帯

●8月の営業スケジュール
 7日(金) 仕入のため15時開店
 13日(木)・14日(金) 休業
 16日(日) 有楽町東京国際フォーラム大江戸骨董市に出店
 24日(月)・25日(火)・26日(水) 仕入のため休業
 27日(木) 14時開店
その他日曜日は通常通りお休みをいただきます。なにとぞよろしくお願い致します。


 昨日はいつものように有楽町の大江戸骨董市にて行商。暑くてあまり売れませんでした。と、ありきたりのことを言っても仕方ないのですが、かといって、肌寒くてバカ売れでした、と嘘をついても同じように仕方がないわけです。
 古物業者にかけられた八月の呪いを打ち破るために、人は何をしなければならないのでしょうか。神話の世界に目をやれば、登場人物がタブーを侵すことで、物語が大きく展開を見せることに気付きます。それに倣って何か禁忌を破れば、この停滞感を突破する糸口を見出せるのではと考えました。古物業者にとってのタブー、それは売れてもいないくせに贅沢をすること。というわけで、骨董市撤収後に東京ステーションホテル内のトラヤトウキョウへ生姜みぞれかき氷を食べに行ってきました!汗と涙まみれになりながら重いカートを引き摺って入るには、少しラグジュアリーに過ぎる東京ステーションホテルですが、もはや涙で前が見えなくなっているので、そのあたりはたいして気になりませんでした。
 生姜みぞれ。国産生姜を使ってつくられた蜜と白水羊羹と白小倉餡が奏でる、氷の上のやさしい三重奏。税込1,080円。と、やさしくない価格に戦きながらも黙々と完食。この掟破りが今後の業界をどう揺るがしていくのか、皆さまにおかれましては、なにとぞ刮目してお待ちいただきたく思います。というか、単に仕事帰りにおいしいかき氷を食べたという話でした。今週もよろしくお願い致します。





敷布の蚊帳生地に写り込む樹の影が
遠ざかる夏の一頁を思わせますが、
実際は凶暴な太陽光が容赦なく  
降り注いでいます。       


生姜みぞれ  
トラヤトウキョウ限定 9/下迄

 
 

0 件のコメント:

コメントを投稿