縁あって始めた商売ですから、この先あと50年ぐらいは続けたいものだとしみじみ思うのですが、新古を問わず本に携わる業界の冷え込みようは歯止めがきかないようです。問題点はしかるべき箇所からしかるべき指摘がなされていますので、ここであれこれ言うのは差し控えます。というか、単に事情がよく分かってないから何も言えないだけなのですが・・。
とにかくみんな、紙面になんらかの情報が印刷されて綴じられた一般的に「本」と呼び習わされているあの形態に飽きちゃったということなんでしょうか。いや、あの紙の手触りや匂いがいいんだとか、本の佇まいは電子では再現できないよとか言われたりもしますが、何かが失われていく時は、もうそういうノスタルジーやフェティシズムによっては防ぎきれないのだと思います。
と言いながら、自分が始めた商売はそういう郷愁や物神崇拝をあらかじめ当て込んでいるのですから、いずれどん詰まりになる宿命を背負っているわけです。でもそれはそれでとても楽しいことなのではないでしょうか。皆さまのご来店をお待ちしております。
と言いながら、自分が始めた商売はそういう郷愁や物神崇拝をあらかじめ当て込んでいるのですから、いずれどん詰まりになる宿命を背負っているわけです。でもそれはそれでとても楽しいことなのではないでしょうか。皆さまのご来店をお待ちしております。
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