10/18(土)は仕入のため13時の開店です。
ご了承くださいませ。
二度書き、二度窯、二度あることは三度ある・・、「二度」の付く言い回しには良いものがなさそうですが、二度咲きはどうでしょう。9月の終わり頃には噎せ返るほど辺りを満たしていた金木犀の匂いも、徐々に薄くなってきて寂しいなあと感じていたら、また最近そこらで匂うようになりました。萎んで小さくなってた花がまた咲いたのか、残っていた蕾が開いたのかは分かりませんが、明らかに二度目の開花です。
ネットで調べてみると、金木犀の二度咲きというのはよくあることのようです。ただ普通二度咲きというと、春に咲いて秋にまた咲くような、いわゆる返り咲きのことをいうのかと思っていましたが、いろいろあるものなんですね。
返り咲きで思い出すのが、ジャイアント馬場とハーリー・レイスのNWA争奪戦。佐賀スポーツセンターで、馬場のすごいランニングネックブリーカーが決まってレイスからベルトを奪取。が、その6日後の大津市大会の初防衛戦で、馬場は何を思ったのか、リング上に倒れたレイス向かってコーナーポストに上って技を仕掛けようとします。ふだん飛び道具なんか見せない馬場がいったいどうするつもりなのかドキドキしていたら、起き上がったレイスに片足を引っ張られ、ポストに股間を直撃、もんどり打ってリング内に落ちてきたところを片エビに取られて、あっさりスリーカウント。「ハーリー・レイス返り咲き」の倉持アナの実況の声とともに、人生のままならなさを子供心に知ったのでした。
そんなわけで、返り咲きの金木犀が匂うたびに、馬場の悶絶顔とレイスのひげ面を思い出します。
左から 『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』 増田俊也 新潮社 2011年11月30日11刷 1,300円 『プロレス血風録』 田鶴浜弘 双葉社 1968年11月15日初版 1,200円 『鉄人ルー・テーズ自伝』 流智美訳 ベースボール・マガジン社 1995年3月3日初版 1,000円 |
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