なにとぞご了承くださいませ。
また、10/5(日)は有楽町東京国際フォーラムの大江戸骨董市に出店いたします。
皆さまのお運びをお待ちしております。
ビルの一室にこもって仕事をしているのが、あたかも罪悪であるかのような日和が続いているので、定休の半日を費やして自宅近辺をそぞろ歩いてきました。
10月中旬くらいまでは暑かった気がしたここ数年だったのに、今年はずいぶんあっさりと秋めいてしまって、どうしちまったんだ地球のやつ・・と思わなくもないのですが、なにしろ清々しいのは有難いかぎり。まずは、テレビで今が見頃だと知った萩のトンネルをくぐるためだけに向島百花園へと足を運びました。テレビの情報は概ね話半分ですから期待をせずに行ったのですが、これは良かったです。半円状に編んだ竹の柵に沿うように萩が咲いて、ほんとにトンネルになっています。萩は朝顔みたいに勝手には巻き付かないので、トンネル状に竹柵に乗っかっているのは、職人の手によるものだと入口で職員が解説していました。園内は広くありませんが、入園料150円で維持するのは大変だと思いました。
明治通りに出て、てくてく歩いてデニーズ墨田堤通り店にて昼食。ファミレスはコストパフォーマンスが悪くメニューに外れが多いので、できれば避けたいところでしたが、空腹に堪えかねたので仕方なく入店。しかし空腹は最高の調味料の言葉通り、図らずも充実のランチを満喫。ここのデニーズは外に大きな人工池があって、それが窓際の席から臨めるのですが、金魚が群れていたり、鶺鴒が水辺で尾を振ったりするのが見えて、結構楽しいのでした。
それから格好いい白鬚橋を渡って荒川区へ入りました。この辺りは土地に起伏がなくて、やけに平たくて見通しがいいところが続きます。坂が多くて陰影のある町並みとは違って情緒がないように思えますが、フラットな人工感と川辺の景色の混交は、白日夢のような感覚を喚び起こします。これは山手や他の下町では味わえないでしょう。ホッパーの絵が好きな人にはオススメできそうです。
そして有名な泪橋の交差点を左折、てくてく歩いてこれまた有名なカフェバッハに入りました。コーヒー好きと唐津好きは昔からやかましいものですが、そんな人も黙って味わっているのが、バッハのコーヒー。だからと言って、気難しいヒゲのマスターなんかはおらず、週刊少年ジャンプやモーニングの最新号がきちんと配備されているのも素晴らしい限りです。
バッハを出て吉野通りを東にてくてく歩いていると、いつの間にか台東区に入ります。日曜日の閑散とした道も、今戸のバス停を過ぎた辺りから徐々に賑わってきて、浅草が近いことが分かります。そして六区あたりの喧噪に突入。漫画喫茶でしばし時間を潰してから外に出ると、夕暮れの仲見世がとても感傷的に目に映るのでした。こうして下町を三区も歩き廻ると、誰にも握手を求められなくても加山雄三にでもなった気分です。
というわけで、今週もよろしくお願いいたします。
10月中旬くらいまでは暑かった気がしたここ数年だったのに、今年はずいぶんあっさりと秋めいてしまって、どうしちまったんだ地球のやつ・・と思わなくもないのですが、なにしろ清々しいのは有難いかぎり。まずは、テレビで今が見頃だと知った萩のトンネルをくぐるためだけに向島百花園へと足を運びました。テレビの情報は概ね話半分ですから期待をせずに行ったのですが、これは良かったです。半円状に編んだ竹の柵に沿うように萩が咲いて、ほんとにトンネルになっています。萩は朝顔みたいに勝手には巻き付かないので、トンネル状に竹柵に乗っかっているのは、職人の手によるものだと入口で職員が解説していました。園内は広くありませんが、入園料150円で維持するのは大変だと思いました。
明治通りに出て、てくてく歩いてデニーズ墨田堤通り店にて昼食。ファミレスはコストパフォーマンスが悪くメニューに外れが多いので、できれば避けたいところでしたが、空腹に堪えかねたので仕方なく入店。しかし空腹は最高の調味料の言葉通り、図らずも充実のランチを満喫。ここのデニーズは外に大きな人工池があって、それが窓際の席から臨めるのですが、金魚が群れていたり、鶺鴒が水辺で尾を振ったりするのが見えて、結構楽しいのでした。
それから格好いい白鬚橋を渡って荒川区へ入りました。この辺りは土地に起伏がなくて、やけに平たくて見通しがいいところが続きます。坂が多くて陰影のある町並みとは違って情緒がないように思えますが、フラットな人工感と川辺の景色の混交は、白日夢のような感覚を喚び起こします。これは山手や他の下町では味わえないでしょう。ホッパーの絵が好きな人にはオススメできそうです。
そして有名な泪橋の交差点を左折、てくてく歩いてこれまた有名なカフェバッハに入りました。コーヒー好きと唐津好きは昔からやかましいものですが、そんな人も黙って味わっているのが、バッハのコーヒー。だからと言って、気難しいヒゲのマスターなんかはおらず、週刊少年ジャンプやモーニングの最新号がきちんと配備されているのも素晴らしい限りです。
バッハを出て吉野通りを東にてくてく歩いていると、いつの間にか台東区に入ります。日曜日の閑散とした道も、今戸のバス停を過ぎた辺りから徐々に賑わってきて、浅草が近いことが分かります。そして六区あたりの喧噪に突入。漫画喫茶でしばし時間を潰してから外に出ると、夕暮れの仲見世がとても感傷的に目に映るのでした。こうして下町を三区も歩き廻ると、誰にも握手を求められなくても加山雄三にでもなった気分です。
というわけで、今週もよろしくお願いいたします。
百花園内のススキ |
萩のトンネル。 |
隅田川 |
白鬚橋 |
とちまるくん |
「土師器」 胴径12センチ、高さ12センチ やわらかな肌とふっくらとした形。 口まわりに欠け有り。 SOLD OUT |
0 件のコメント:
コメントを投稿