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2014年9月19日金曜日

沈黙の詩人

9/21(日)は有楽町東京国際フォーラムの大江戸骨董市に出店いたします。
売上げはもちろんですが、まず早起きできるかが最大の懸案事項です。
皆さまのお運びをお待ちしております。

 昨日の帰宅途上の裏路地で、ポロシャツを後ろ前にして着ている老人男性を見かけました。Tシャツならばあり得そうな話ですが、ポロシャツは初めて見ました。いったいどういう了見でそんな着こなしをしているのかを聞いてみたかったのですが、どこか人を寄せ付けないオーラを発していて、どんなに人懐っこい人であっても語りかけるのが憚られる雰囲気でした。
 スティーブ・ジョブズの着こなしをアイコンとするノームコアという流れがここ数年のファッショントレンドだということを、最近知りました。凄い普通という意味だそうですが、巡り巡って人と区別のつかない格好が最先端になるというのは、まるでデュシャンのレディメイドのようです。もしかするとあの老人の格好は、理屈先行に陥りがちなコンセプチュアルなシーンに一石を投じる言葉にならない詩だったのでしょうか。





詩人たちの本が数冊入りました。
前列右『高橋新吉の詩集』日本未來派発行所 1949年初版 SOLD OUT
                          前列左『川崎洋詩集』国文社 1968年初版 SOLD OUT           
                        後列右『忘れられる過去』荒川洋治 みすず書房  2003年第4刷 SOLD OUT       
     中『夜のある町で』荒川洋治 みすず書房  2000年第4刷 SOLDOUT      
                                 左『母系家族』長谷康雄 思潮社 1964年初版  SOLD OUT                            

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