ご了承くださいませ。
本日は仕入のため、遅い開店でした。前回は何も仕入れられずに帰ってきたので、今日は張り切っていくぞと思いながらも、張り切り過ぎると空回りすることが人生での経験上分かっているので、適度に張り切りたいところなのですが、その加減が難しく、テンションの調整がつかないままで終始してしまいました。
競合いになると踏んで高めにヤリを突いたら、自分しか声を出してないとか、それを踏まえて安く落とそうと思ったら、今度は安過ぎて不成立だったり、競って落としたら目当てと違う山の商品だったとか、今日は概ねそんな感じでした。それでも買えないよりは楽しいものです。問題はその楽しさがお客様にも伝わって、身銭を切ってもらえるところまでつなげられるかです。独り善がりの物差しがどこまで通用するのか。度が過ぎると薄気味悪いものですが、偏りがなくては人はこちらに転んでくれないでしょう。平均から遥か遠ざかりながら、普通の顔して生活していく。変な商売です。
『朝鮮のやきもの 李朝』 赤星五郎・中丸平一郎 淡交社 写真 坂本万七・牛尾喜道 1972年4月28日再版 カバー少痛み 見返し蔵書印 今日買った山に入っていた1冊。 著者の赤星五郎は小林秀雄の随筆「徳利と盃」で Aと表される人物。やきもの収集家の赤星との珍妙な 駆引きの末に、小林は 刷毛目の徳利と鶏龍山の 盃をまんまとゲット。 |
今となっては名品図録のようなおもむき ですが、眼の保養に。 |
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