ご了承くださいませ。
関根書店版の『春と修羅』の初版本が二千円ぐらいで買えないかなー、とムシのいい妄想に耽りながら、駿河台下の交差点を渡り古書会館へ。空気がカラッとし始めて秋の気配を漂わせていたのに、今日はまたもや湿度はやや高め。デコに汗を滴らせながら、たしかに台の下というだけあって、けっこうな勾配を上って会館に到着。とにかく今日は質より量を買おう!と決めていたのに、集中力が続かず1時間半ほどで離脱。ランチを求めて本の街を彷徨うもどこも決めかねて、腹を空かせたまま都営新宿線で馬喰横山へ移動し、東日本橋のNo CONCEPTへ。一見すると、セレクトされたジャンクとヴィンテージのバッグや服が並んだ店ですが、しばし沈思してものの取り合せを眺めていると、とりあえずここにあるもの全部もらっておくか、そう言いたくなるような店です。とか言いながら、いつもひとつふたつ(しかも安いもの)しか買わず、且つ長っ尻で迷惑をかけており、面目ない次第。No CONCEPT(東日本橋)から当店、書肆逆光(宝町)までは都営浅草線で三駅ですので、散策コースとして脳内にインプットしていただければ幸いです。
その後、自分の店を開けて少し経ったところで、本日はBROWN'S Cafe&Beansさんにお立ち寄りいただいただき、嬉しいものを頂戴してしまい恐縮の至り。個人で仕事をしていくことの楽しさをいつも教わっています。
こうして書き連ねていると、知り合いとのダベり自慢みたいで、非常にいけ好かない雰囲気が濃厚ですが、これはこれで仕事の一部なのであります。ただし費用対効果は、おそろしく低い。果たして生き残ることはできるでしょうか。なにとぞよろしくお願い致します。
『うるわしき日々』 小島信夫 読売新聞社 1997年10月16日初版 認知症の妻を介護する年老いた夫。 うるわしき、とは逆説ではなくて、そうとしか 呼びようがない、そういう日々が過ぎていく。 |
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