逆光への道/宝町篇

そこ右に左折して！
　　　　　—————ガッツ石松


　昨日に続きまして、当店への道順のご案内です。あらゆる交通機関やインフラから隔絶されている気がする当店ですが、登記簿上の住所が中央区だけあって、割といろいろなところからアクセスが可能なのです。徒歩圏内の鉄道駅はいくつかありますが、本日は都営浅草線宝町駅からのルートをご案内いたします。馴染みのない方には徹底的に馴染みのない路線ですが、観光拠点を見事につないでいるので、沿線は楽しめる場所がたくさんあるかと思います。たとえば、押上でスカイツリーを見学して、浅草で降りて浅草寺を参拝したあと舟和の芋ようかんソフトを食べて、さらに人形町の柳屋で鯛焼きを食べて、宝町で中華シブヤにてランチのあとプラグマタで器を見て、書肆逆光で古物を漁り、東銀座に出て歌舞伎を観劇したのち、とらやの宇治金時かき氷で冷をとるという黄金の下町ツアーを組み立てることだってできるのです。

都営浅草線宝町駅A2出口

84段ある心臓破りの階段

　

階段を上がった光景

廻れ右をして直進

鍛冶橋通りの交差点に
ぶつかりますが、　　　
　　　　　渡らずに左折　　　　　　　　　　

そしてまたてくてく歩いて、

だんじようばし(弾正橋)を
渡り首都高の下をくぐります。

小さな横断歩道を渡り、

すると左手に赤い看板の
店舗が見えます。　　　

あまたの伝説に彩られた奇蹟の名店「中華シブヤ」です。

「ニラ玉＆ライス」800円
スープはおかわり可　　

「中華シブヤ」の角を曲がります。

すたすた直進

向って右手に
「もがみ紙工」の看板

てくてく歩いて左手
「西八丁堀児童遊園」

ちょっとあるいて左手
文房具の「ヤマトヤ」

わりと大きめの十字路に出ます。

やや左にずれながら直進

左手上方に「コピーショップジェイコピー」の
看板が見えてくるので、その矢印通りに右折して
路地に入ります。　　　　　　　　　　　　　　

すたすた歩くと、

ビストロ「ZOE」に着きました。

このビルの向って左手に小さな入口があります。
２階が当店「書肆 逆光」です。　　　　　　　　
　　　　　　

　

　連日の猛暑ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。ご紹介の都営浅草線は羽田空港への直通連絡もありますので、機内で読む本を当店で仕入れてから北の国へと旅立つこともできるのです。工部卿だった伊藤博文が時の群馬県知事に下した音信料の通達文書なんて、空港の本屋ではきっと売ってないでしょう。そんなものは旅行に持っていきたくないと言われればそれまでですが。