よろしくお願い致します。
仕入や所用のために変則的な営業が続きまして、皆さまにはご迷惑をおかけ致しました。と言っても、おそらく多くの方は、いやべつに迷惑なんてかけられた覚えはない、と思われることでしょう。自分の預かり知らぬところで営業している古本屋の開店時間がどう変わろうと、生活に支障をきたすことはないのですから。もっともな話ではありますが、店主としては寂しいことです。
どうしても書肆逆光に行きたくて、人員不足の勤め先から無理に有休を取得して来たはいいが、臨時休業だった。がっかりして次の日仕事に行くと、居場所がなくなっていた。仮にそんな方がいらしたとしたら、これは本当に迷惑をおかけしたと言えます。法的な責任を問われることはないにしても、明らかに寝覚めの悪い事態です。だからと言って、再就職先の斡旋や金銭的な補助は、まったくの能力外。どうすればいいでしょう。古本屋のなり方をお教えするべきでしょうか。古物取扱免許を取るだけなので、特に教えることもないのですが。そしてそれは、あらゆる選択肢の中で輪をかけて迷惑な気がするのです。
『変った種族研究』 吉行淳之介 講談社 1965年1月20日初版 装幀 川島勝 写真 渡部雄吉 函セロテープ跡 見返し写真頁糊剥がれ跡 吉行と23人の対談集。メンツは野坂昭如、 長沢節、殿山泰司、加賀まりこ、武智鉄二など 一筋縄ではいかなそうな人選。 SOLD OUT |
加賀まりこは吉行淳之介相手に 小悪魔ぶりを全開。当時二十歳。 |
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