なにとぞご了承くださいませ。
本日は開店早々に店内から溢れるほどのお客様(3名)においでいただきました。ありがとうございます。内お一人は近くにお勤めで、昼休み中に立ち寄ってくださったとのこと。八丁堀というほぼ完全なビジネス街において、古物商などというのはどう見てもアウェーの業態なのですが、こうして勤めの方が足を運んでくださるのは嬉しいかぎりです。
そして仕入廻りのますく堂増田さんとそのご友人までもがご来店。増田さんはいったい何を買い付けたのかすごい大荷物で、もはや荷物と増田さんの区別がつかないぐらいでした。お連れの友人は、外国文学とインディペンデントの出版社に精通していて、濃密な情報をたくさん提供してくださいました。いながらにして情報が手元に集まる時代ですが、自分ひとりで収集する情報は傾向が単一になりがちで、すぐに脳内の収まるところに収まって、簡単にデリートされてしまいそうです。その点、人の口から聞く話は、好みの取捨選択を超えて耳に入ってくるので、多様性を帯びたまま他の情報と交差するのを待機している気がします。
当店もなるべく収まりが悪く、一見すると意味不明の商品をもっと集めたいと思っております。そうしたものが、ある日誰かに拾われるのを見届けるのも古物屋の冥利ではないでしょうか。ゴミ捨て場みたいな店だなと言われそうですが。
MADE IN USAのクリップ 6,8×4,1センチ SOLD OUT |
リングマネー ケルト B.C.5世紀頃 2,8×2,5センチ SOLD OUT |
スキーのワックス缶 1930年代 ノルウェー 高さ5,3径3,5センチ SOLD OUT |
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