よろしくお願いいたします。
古書の業界では、俗に「古ツアが来るまで開業と言うな」と伝えられていますが、その意味で、当店も昨日ようやく真の開店日を迎えることができたと言えます。7月22日火曜日午後3時20分頃、日本全国の古書店探訪の顛末を詳細に綴ったブログ「古本屋ツアー・イン・ジャパン」の著者、小山力也氏にご来店いただきました。且つ、ブログに当店こと書肆 逆光の素晴らしい紹介記事をアップしていただいております。
氏は、とつぜんフレームインするかのように店内に入ってこられて、軽やかに本を浚い、風のように去っていかれました。バルザックのようだと評される店内描写がどこから生まれるのか、氏の挙措からは見て取ることはできませんでした。しかしアップロードされた記事を見れば、店主よりも詳しいと言わざるを得ない、商品や什器の正確な位置情報が記されています。その図抜けた空間認識能力は、ほとんど往年のジネディーヌ・ジダンに比肩すると言ってもいいでしょう。
希書1冊を店内から掘り出す「点の目利き」は、おそらく日本にたくさんいるのでしょうが、店丸ごとを短時間で把握してしまう「線や面の目利き」は、きっと相当少ないのだと思います。こういう方に楽しんでもらえる店をつくることが、この時勢に実店舗を構えた者の喫緊の課題の一つでしょう。古本屋として古道具屋としてテニス部キャプテンとして、いったい何ができるのか、これから真剣に取り組んでまいります。
氏は、とつぜんフレームインするかのように店内に入ってこられて、軽やかに本を浚い、風のように去っていかれました。バルザックのようだと評される店内描写がどこから生まれるのか、氏の挙措からは見て取ることはできませんでした。しかしアップロードされた記事を見れば、店主よりも詳しいと言わざるを得ない、商品や什器の正確な位置情報が記されています。その図抜けた空間認識能力は、ほとんど往年のジネディーヌ・ジダンに比肩すると言ってもいいでしょう。
希書1冊を店内から掘り出す「点の目利き」は、おそらく日本にたくさんいるのでしょうが、店丸ごとを短時間で把握してしまう「線や面の目利き」は、きっと相当少ないのだと思います。こういう方に楽しんでもらえる店をつくることが、この時勢に実店舗を構えた者の喫緊の課題の一つでしょう。古本屋として古道具屋としてテニス部キャプテンとして、いったい何ができるのか、これから真剣に取り組んでまいります。
古ツアさんの脅威の再現能力を堪能するために、 ぜひ一度お運びください。 |
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