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2018年11月2日金曜日

文字見 文字寄

 もひとつイベントのお知らせです。11/23(金・祝)-12/2(日)に『文字見 文字寄』という展示会をお店で催します。書家の山邉健太郎さんの主催というか監修というかプロデュースによる"文字展"です。山邉さん自身の作品を売るのではなくて、彼が選んだ"文字"を見る会で、展示タイトルの文字見には、花見をするみたいに文字を見る、という意味が含まれています。それらの文字には、石碑の拓本のように作品として成り立っているものもあれば、誰かが反古にした手習いなんかもあります。身近にありすぎて意識することのない文字を展示会という形でフレーミングすることで、花や空や魚を見るように文字を見ようという試みであります。文字寄は持ち寄りのもじりで、皆さんが気に入ってる文字を持って来て見せてくださいという呼びかけです。中学時代の自分のノートとか、何かのチラシのフォントとか、路地の看板の字体の写真とか、ナオト・インティライミからのファンレターの返事とか、この文字を肴に一杯やれそうだと思うものをお持ちいただけたら嬉しいです。実際にお茶の一杯か、時間によってはお酒など出してしまいかねない気がしないでもありません。もちろん山邉さんのいる時ですから、在廊日は追ってお知らせいたします。少しばかり年末気分が漂いはじめて、気忙しくなる時期ではありますが、ぜひご予定を空けておいていただきますようお願い申し上げます。

アラベールナチュラルを使ったスタイリッシュなDMの
配り初めは11/3(土)4(日)の目白コレクション会場から!

日本で初めて使われたカタカナ名称の薬の看板です。
幕末〜明治のもの。パッと見より古いです。    

6世紀末の白玉の蓮華座。

林房雄の小説。やや珍品。クレジットがないので誰の装幀か
分かりませんが、大胆な書き文字が素敵。        

田木繁の詩集の筒函。プロレタリアっぽい。

年貢米の俵に指した竹の札。地域によっては現物納税も
ありだったそうです。               

タイトル文字は山邉さん。



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