29(木)・30(金) 展示会準備のためお休みです。
10/1(土)〜12(水) 小野寺公夫の仕事『漆工礼讃』開催。
Facebookのイベントページもご覧ください→★
10/2(日)・3(月)は小野寺さんが在店されます。2(日)18時から小野寺さんによる
トークイベントを開催いたします。ただいまご予約を承っております。
gyakko3@gmail.com宛てにお名前・お電話番号・「小野寺公夫トーク参加希望」と
明記のうえ、お送りください。
2(日)は18時より貸切となります。ご了承くださいませ。
いよいよ今週末10/1(土)から小野寺公夫展の開催です。頭の中はまさに漆一色。と、そんなわけはなく、仕入のこと、家賃のこと、パフェのこと・・その他様々なことが脳内に渦巻いています。脳に千数百億個存在すると言われる神経細胞が、それぞれに複雑なネットワークを形成しているのであれば、たしかに一つのことだけを考えて済ませられるわけもなさそうです。とはいえ、やはり個展のことを宣伝いたします。
漆工礼讃などと、やや大時代的な展示タイトルを付けましたが、これは漆工としての小野寺公夫を讃えよ、という意味ではもちろんありません。今回たまたま縁あって個展を催す運びとなった小野寺公夫という固有名を持った腕利きの職人の作品を通じて、今より少しばかりは漆芸に興味を持ってほしい、そんな思いを込めたものです。もっともそんなささやかなことであっても、当店には手に余る仕事なのですが、小野寺さんの作るものが力強く素晴らしいので、サッと並べてあとは見る人に委ねておけばいいや、と高をくくってもいるのです。
DMの表紙に載せた朱塗の大鉢ですが、こちらは黒塗もあって、それは東京国立近代美術館にも所蔵されています。秀衡椀の形を模した飯椀は、ある日工房を訪れた柳宗理が一椀買って、後日「飯が美しく映える」と言って、まとめて追加購入したそうです。ロイヤルコペンハーゲンの工房責任者はその塗りの美しさに感激し、作品の交換を申し出たとも聞いています。さすがに六十年になろうという職人歴を持つ人ですから、聞き映えのする逸話には事欠きません。断片的な聞きかじりなので、多少盛った箇所もあるかもしれませんが、概ね間違っていないはずです。よろしければ、小野寺さんの在店時に直接聞いてみてください。
工房にお邪魔した帰り、車で新幹線の駅まで送っていただいたのですが、その車中で小野寺さんが「エラいことなんか何もない、ただ漆に携わってきただけで・・、」と呟いていました。これはどういう言葉なのでしょうか。ひたすら実直に漆を塗ることを生業とした人間の、一回かぎりの人生を賭した仕事のささやかなお披露目です。ぜひお運びください。
漆工礼讃などと、やや大時代的な展示タイトルを付けましたが、これは漆工としての小野寺公夫を讃えよ、という意味ではもちろんありません。今回たまたま縁あって個展を催す運びとなった小野寺公夫という固有名を持った腕利きの職人の作品を通じて、今より少しばかりは漆芸に興味を持ってほしい、そんな思いを込めたものです。もっともそんなささやかなことであっても、当店には手に余る仕事なのですが、小野寺さんの作るものが力強く素晴らしいので、サッと並べてあとは見る人に委ねておけばいいや、と高をくくってもいるのです。
DMの表紙に載せた朱塗の大鉢ですが、こちらは黒塗もあって、それは東京国立近代美術館にも所蔵されています。秀衡椀の形を模した飯椀は、ある日工房を訪れた柳宗理が一椀買って、後日「飯が美しく映える」と言って、まとめて追加購入したそうです。ロイヤルコペンハーゲンの工房責任者はその塗りの美しさに感激し、作品の交換を申し出たとも聞いています。さすがに六十年になろうという職人歴を持つ人ですから、聞き映えのする逸話には事欠きません。断片的な聞きかじりなので、多少盛った箇所もあるかもしれませんが、概ね間違っていないはずです。よろしければ、小野寺さんの在店時に直接聞いてみてください。
工房にお邪魔した帰り、車で新幹線の駅まで送っていただいたのですが、その車中で小野寺さんが「エラいことなんか何もない、ただ漆に携わってきただけで・・、」と呟いていました。これはどういう言葉なのでしょうか。ひたすら実直に漆を塗ることを生業とした人間の、一回かぎりの人生を賭した仕事のささやかなお披露目です。ぜひお運びください。
漆器、獅子舞、プリン、ローカル鉄道・・脈絡のありそうで なさそうなイメージの連鎖。 |
さらにイメージがイメージを呼び、脳内は曼荼羅のようになって いきます。 |
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