16(金) 仕入のため14時からの開店です。
17(土) 仕入に行ってきます。14時開店です。
18(日) 有楽町東京国際フォーラムの大江戸骨董市に出店いたします。
25(日) 2週続けて大江戸骨董市に出店です。
29(木)・30(金) 展示会準備のためお休みです。
10/1(土)〜12(水) 小野寺公夫の仕事『漆工礼讃』開催。
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小野寺公夫個展『漆工礼讃』の宣伝行脚で各地を廻ってきました。と言っても、近隣3箇所だけですが。まずは駒場の日本民藝館へ。特集展示は「柳宗悦・蒐集の軌跡」。例によって欲しいものがいくつかありましたが、どう足掻いても交渉の余地はないので、物欲にはまったく縁のない素振りで用件を済ませました。DMを置かせていただいたので、お目に留まりましたら、ぜひ持ち帰ってゆっくりとご覧になってください。鎌田充浩&高橋マナミのタッグによる美しい案内状です。
その後、井の頭線で吉祥寺を経由して中央線で国立まで出ました。南口の几帳面に区画整理された放射状の三叉路のうち、右を選んでずんずん進んで9分、左手に不意に現れるのが「台形」です。不思議な屋号の由来も、見れば「あ、ほんとだ。台形だ。」とすぐに分かるので、説明は不要でしょう。今年の2月に当店で展示会『うぶの渦』をしてもらった伏木庸平さんが、夫婦で7月に始めた飲食と古物の店(と便宜上言っておきます)です。不義理でオープニングにも行けなかったところを、この日にようやくお伺いできた次第です。これがまた本当に素晴らしい店なので驚きました。完成に至るまでの苦労を折あるごとに耳にしていたのですが、店内にそういう奮闘の気配はありません。ある日、自然に出来上がっていたような静謐で垢抜けた空間です。今どきだと、記号の寄せ集めのようなお洒落な店はいくらでもありますが、こんなふうに身体から滲み出るような感覚で作り上げて、結果居心地が良くて瀟洒な空気を醸し出している店となると、それほど数はなさそうです。ぜひ足を運んでください。もちろんこちらにもDMを置かせていただきました。
それから高円寺へ出向いて「山桜桃屋」へ。相変わらず外界の喧噪とは無縁の清らかな空気が流れていました。この日が初お目見えの「こぼれ萩」というお菓子をいただきました。行脚とか言いながら、何やら食ってばかりですが、DM置かせてもらいました。で、中央線で東京駅まで出て徒歩で自店へ。そこで今さらながら気付いたのが、ウチの店も広い目で見れば、中央線沿線じゃないか、ということです。台形⇄山桜桃屋⇄逆光。国立・高円寺・東京がこの瞬間、狂い咲きサンダーロードのようなアナーキーな線で繋がったのではないだろうか!と妄想じみた考えを脳内に渦巻かせながら、てくてくと八丁堀に帰ってきたのでした。
台形。この板塀が目印。 |
ピーター・ズントー的な崇高ささえ 感じる壁。 |
床から木が生えている店に悪い店は ないと言います。 |
心憎い。 |
いい本がたくさん。売ってます。 |
笹野一刀彫とプリンが同一空間に存在 するという凄いハイブリッド感。 |
サラダ。相当美味いです。 皿は18世紀のデルフト。 |
鶏肉の赤ワイン煮込み。そしてクスクス。 これも皿に18世紀はありそうなヨーロッパの 軟陶を使っています。しかもさりげなく。 |
カトラリーは銀。 |
プリンも手作り。コーヒーカップは 古手のサルグミンヌ窯。 |
山桜桃屋店内。清浄な気の流れ。 |
高円寺にあって、この久隅守景的空間。 |
綿と橡の実をいただきました。 |
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