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2016年2月3日水曜日

尻燃ゆ

2/11(木・祝)〜20(土)は伏木庸平個展『うぶの渦』を開催いたします。
現代アート畑に突如降臨した偏執的な刺繍好きか、美術の制度を攪乱する
トリックスターか。確かめにいらしてください。

7日(日)は東京国際フォーラムの大江戸骨董市に出店いたします。

9日(火)・10日(水)は展示準備のため店舗はお休みいたします。


 店にいると底冷えして仕方ないので、けつっぺたに2枚ホッカイロを貼ってみたら割と快適。ただ座り続けていると、体重でカイロが圧着して尻が燃えそうです。
 さて、土曜日に見たうつわノートさんでの展示『衝撃の美』の衝撃によって自我が崩壊しかけていたので、言わば呪いを解くつもりで、東京国立近代美術館で開催中の『恩地孝四郎展』に行ってきました。しかし『博物志』や『飛行官能』、『蟲・草・介』などが、欲しけりゃ持ってけと言わんばかりに陳列されていて(妄想)、どうやら物欲という別の呪いに取り憑かれてしまったようです。
 暦の上では春になるというのに呪われっぱなしの今日この頃、いっちょ祓い清めてもらおうかと、店の近くの神社で行われる豆まきに出向きました。路地裏の物陰に位置していて、ふだんは気に留めることのない神社ですが、今日ばかりは近所の方々も出てきたのか、狭い道いっぱいに人が溢れています。時間になると、年男・年女たちが交代で軽トラックの荷台に乗り込んで、豆やら菓子類やらを撒きはじめました。山なりにそっと放る人もいれば、現役時代の山口高志ばりのストレートで投げつけてくる人もいます。真空パックの切り餅が眉間に直撃しそうになった瞬間は、これまでの様々な記憶が脳内に明滅しました。本当に死はいつも生と隣り合わせなのだと思いました。
 では、今週もよろしくお願い致します。


後列でクールに見物しているつもりでしたが、
気づけばいろいろ手にしていました。    


モッシュ&ダイブができそうな人出。

密やかに佇む社




当店の在庫の中から恩地孝四郎関連書を探してみました。






『象徴詩集』三木羅風
ARS  大正14年5版 函 装幀 恩地孝四郎 
本体背少ヤケ

4,000円



『書窓 5』アオイ書房
1935年 第一巻第五号
編集 恩地孝四郎
表紙外れ

中西悟堂、前田鐵之助、北園克衛etc.
4,000円


 
 
 

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