28日(日)は乃木神社の骨董蚤の市に出店いたします。
お越しをお待ちしております。
10日間に渡り開催された伏木庸平個展『うぶの渦』が終わりました。ご来店いただいた皆さま、宣伝告知にご協力くださった方々に感謝申し上げます。
当店にとっては初めての作家の展示会。何をどうすれば展示として成立するのかも分からず、仮にキュレーターのように振る舞わなければならないとしたら、やはりハラルド・ゼーマンばりに髭を生やさなくてはいけないのか?だとしたら、会期が始まるまでにあんなに髭を伸ばすことができるだろうか、そんな難題に頭を悩ます日々が続きました。実際には、伏木さんの中ですでに展示イメージが出来上がっており、搬入当日の什器と作品の配置も、ほぼ迷いなしに決定したと言っても過言ではありませんでした。特に店主が髭を生やす必要もなかったのでした。
日頃、得体の知れない物品を売買していながら、作品が陳列された店内の異様さには戦きました。とはいえ、それは異物が空間を侵犯してくる不快な感情ではなくて、意外な美しさに胸が高まり過ぎて、困惑するような気持ちだった気がします。物の方で勝手に居場所に収まってくれたので、キュレーションなどは不要でしたし、そもそもキュレーションの意味をよく分かっておらず、ただ言ってみたいだけだったようです。10日も同じ空間にいると情が移るものなのか、撤収後はぽっかりと胸に穴があいた気持ちに襲われました。作品を思い出すよすがとして、panoramaの大隅さんが素晴らしい写真を撮ってくださったので、ぜひこちらをご覧ください。
会期終了の次の日は大江戸骨董市に出店したのですが、寂しさを埋める代償行為なのか、たいして売れてもいないくせに、帰りにフルーツパーラーゴトーに寄って、3種のいちごの食べ比べパフェ(税込1,380円)を食べてしまいました。垂直に連なった苺たちの鮮やかさは、たしかに伏木庸平の作品群を思わせなくもないのでした。
上から千葉県産の紅つやか、千葉県産とちおとめ、福岡県産あまおうDX。 |
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