今回は無地唐津の小皿。6枚あります。どれもこれも呼び接ぎ、直しは合成樹脂に精製漆でしょうか。ほんとは金を蒔こうとしたけど、これを金継ぎしてたら発掘伝世の向附ぐらい買えるのでは、と恐れを為して途中で止めたのだと想像します。実際、1枚だけ裏に金を使ってますね。砥粉や米糊を使った直しに比べれば安手ですが、それでも漆の色味が、遠目には瀟洒な絵唐津に見えるような気もします。と、何かケチばかりつけていますが、釉薬もカセてないし、なんと言っても本歌の古唐津、古格があります。400年ほど昔のキズだらけの器を今に使いこなす、そんな赤貧の美学を満喫してください。
口径 11.4〜11.7センチ、高さ 2.9〜3.6センチ |
オーソドックススタイルの高台。 |
金継ぎをやる方なら、一度外して自分で直してみるのも いいかもしれません。 |
無造作に重ねても絵になります。 sold out |
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