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2016年1月25日月曜日

頭寒足熱ララバイ

30日(土)は所用及びイベント『詩について・対話篇』開催のため
店舗は休業いたします。なにとぞご了承くださいませ。


 風邪の諸症状に苛まれた日々からようやく復活するも、明らかに病み上がりの体調。それでも力を振り絞り、冷えきった雑居ビルの一室で鈍い頭を稼働させて、今後の行く末に思いを馳せてみました。いいものを仕入れる→たくさん売る→お金持ちになる そんな中期経営計画を立案してみましたが、ざっくりしすぎで実現の見込みがなさそうです。それもこれも寒さのせいでしょうか。
 暦の上では大寒。七十二候を見れば、今は初侯の款冬華(ふきのはなさく)から次候の水沢腹堅(さわみずこおりつめる)にあたるようです。コンクリートジャングル八丁堀にフキなどが芽吹くとは思えませんが、その代わりに芳香と苦みに満ちたアイデアを今年は実現していきたいと思っています。第一弾が前回お知らせした伏木庸平個展『うぶの渦』。第二弾以降は未定のままですが、何かその萌芽の兆しが見え始めているような気がしないでもない気がします。
 ともあれ、うつわノート『衝撃の美』→書肆逆光『うぶの渦』、幾何『古道具 ミタテ 幾何ニテ』→銀座メゾンエルメスフォーラム『シャルル・フレジェ展 YOKAINOSHIMA』と最果てのような展示が同時多発的に開催されるのは、何かが始まるもしくは終わる機運なのかもしれません。
 では、今週もよろしくお願い致します。


 あまりに寒いので、身も心も温かくなるお品をご紹介するWEB行商のコーナーです。



須恵器 坏身
直径11×高さ2.8〜3.7センチ
坏(つき)と呼ばれる蓋物の容器の部分です。  
    会津大戸古窯跡群出土。              
 

内抱えになった口縁部の作りが、   
この手の器としては珍しいと思います。
加えて、時代物のブリキの容器のように
凹んだ底部、堅く焼き上がったマットな
グレーの色味が合わさって、図らずも  
ほのぼのとする造形を産み出しています。

口縁部欠けあり。灰を被って
景色もあります。     
SOLD OUT
     


初期伊万里の陶片
最大径14.5×高さ2.9センチ

陶片なので当然割れてるわけですが、  
口縁もよく残り、元の形が頭の中で容易に
再現可能です。陶片としては完品ですね。
SOLD OUT

『村 '73-'84 東北』須藤敏彦
PHOTOS舎 1985年7月6日発行
筒函欠け 裏見返し値札剥がし跡

1978年の岩手県九戸郡野田村と
花巻市の風景。

sold     
      


 

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