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跳ね起きて太陽に向かって走り出したくなるような、素晴らしい青空の広がる年明けにもかかわらず、人は得てして昼まで寝てしまうものです。慣例上は喪に服す身にあるので、オープンのベントレーに乗って、町内にお年玉を撒き散らしながら走り回るといった行動は控えなければなりません。ということで、午後から昨年と同じように山谷のバッハ詣でに行ってまいりました。
見慣れない場所を歩くと脳の働きが活性化するらしいので、いつもとは違う道に入ってみました。地震が起きた際の地域危険度測定調査では国内上位に位置する区画だけあって、狭く入り組んだ路地に古い家並が軒を連ねています。一本向こうの道路を越えればもう知った場所なのに、見たことない建物に視界を塞がれていると、未踏の地に小旅行に来たようです。馴染みのありそうな気配の道を周到に避けて歩いていたつもりが、急にいつもの散歩コースの大通りに出て、夢から覚めた気分になったりします。
古い写真館の窓。 |
白鬚橋。橋が見える場所を歩くと いつだっておかしいほど気分が高揚します。 |
聖地カフェ・バッハ。店の前には結構な行列。 |
ちょっと異邦人気分を満喫しながらバッハに到着。喫茶どきであったので、案の定店の前には列ができていました。2週間ぐらい待たされそうに思いましたが、店員の方々の水際立った動きによって実際には20分ほどで入店。ブレンドとシュークリームを注文しましたが、テーブルに置かれるなり瞬時に平らげてしまったため、写真を撮り損ねました。豆を買いましたが、果たして店と同じように淹れられるでしょうか。
その後はまた彷徨い人となって街を放浪。道に迷ったふりをして、ふだん曲がらない路地に入ってみたり、曲がるべきところを真っ直ぐ歩いたりしました。
扉の淡い水色が素敵な建物。 婦人靴のメーカーです。 |
一切のキャプションもなく、 ただ「モンブラン」とだけあります。 |
「あいつのピッツァ」という店が。 「俺のイタリアン」の向こうを張っているの でしょうか。 |
素晴らしい佇まいの建物。 |
玄関前にはこれまた素晴らしい 狸の置物。 |
下町の雰囲気を濃厚に発散させている 「待乳山聖天」。喪中ゆえ参拝はせず。 池波正太郎生誕の地ですね。 |
隅田川沿いの柵にとまる鶺鴒。 冬バージョンなのか、ふだん見かける よりもふっくらしてます。 |
この辺り、視界に入るものがほとんど人工物なので、歩いていると気疲れする人もいると思うのですが、日が落ちてシルエットだけになった建物群は、なかなか見物です。
ここまで来ると、あとはどうあっても知った道なのですが、往生際悪く迷子ぶって歩き続けました。参拝客の流れを見越してのことなのか、元日から営業している店が点在しています。
名店の誉れ高い喫茶「カド」。 |
すぐ近くの純喫茶「マリーナ」。 |
そそる入口の光景。 |
三囲神社境内。鎮座する三越池袋店の ライオン。ここは三井家の守護社だそうです。 |
三柱鳥居 |
お年賀にタオル地のハンカチーフを いただきましたよ。 |
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