なにとぞご了承くださいませ。
27日(金)は仕入のため15時頃の開店となります。
また、28日(土)は『詩について・対話篇』開催のため店舗は終日貸切となります。
よろしくお願い致します。
昨日は乃木神社で開催された骨董蚤の市に出店してまいりました。仕入不足、不景気、グローバリズム、格差社会、杉花粉等、様々な要因と戦いながら人は古物商として成長していくのだと感じました。と、とってつけたようなことを言っておりますが、麗らかな春の日和の下で、綻ぶ桜のつぼみを見やりながらの行商は、ちょっと雅びやかでさえあります。もっとも、そんなふうに都の貴族ぶってる場合でなく、本来ならばマッキンゼー・アンド・カンパニーのアソシエイトばりに、迫り来る諸問題を分析し解決していかなければならない身なのですが、そうたやすく外資系コンサルタントのようには振る舞えないものです。半日、境内をぶらぶらしたり、仕入になりそうなものを物色したり、おにぎりを食べたりして過ごしました。自分がこれまでに参加した乃木の市では、いちばんたくさんの人出があったように思います。お立ち寄りいただいた皆さま、ありがとうございます。暖かな良い季節になってきて、世の人々の財布のひもがつい緩むことを期待しております。
それでは今週もよろしくお願い致します。
『路傍』殿村菟絲子 竹頭社 1960年4月8日初版 水原秋桜子・石田波郷序文 函 小口少シミ シミ頁あり 2,000円 『和語』細見綾子 風発行所 1970年1月3日初版 函 2,500円 |
夜の櫻野猫姙り慰むか 菟絲子 浅蜊汁熱くしてのみ花も過ぐ 綾子 |
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