どうぞお運び下さいませ。
9日(金)は仕入のため14時からの開店です。
なにとぞよろしくお願い致します。
昨日は有楽町東京国際フォーラムで開催された大江戸骨董市に出店してまいりました。今まで売上げをかろうじて支えていたと思われるビギナーズラックも、どうやら今回で潰えたようです。つまりラックがなくなり単なるビギナーになってしまったわけで、実際商いはそこからが勝負なのですが、荒波をかいくぐる術を知らないままアンパンマンボートで漕ぎ出してしまった自分には途方に暮れる状況です。それでも同業の方やお客さんと話をしていると、根拠のない勇気が内に湧いてくる気がして、ゴムボートもヤマハ発動機搭載の小型船舶ぐらいには思えてくるから不思議です。
行き先を告げないミステリーツアーも、旅行会社は目的地を当然あらかじめ決めているはずですが、当店の場合、店主はこの店が将来どこに行き着くかを一切理解していません。この方向なら伊香保温泉だろうと当たりをつけていたのに、着いた先はなぜかコロラド州のデンバーだったということもあり得るわけです。それなら、UFCでも観戦してから帰るのかと思いきや、なぜか歩いてロッキーマウンテン国立公園に出かけてしまいかねない。そんな見えない力に抗えぬまま、今年も生き抜いてまいりますので、なにとぞご贔屓のほどお願い申し上げます。
『フランドルへの道』クロード・シモン 白水社 1966年2月5日初版 帯背少破れ |
もはや話がどう進んでいるのかまったく 分からない圧倒的な言葉の自律性 950円 |
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