旧年中は皆さまのご愛顧を賜り、無事に乗り切ることが
できましたこと深く感謝申し上げます。
本年もなにとぞ変らぬご贔屓をいただきたく存じます。
仕事始めは4日(日)の有楽町東京国際フォーラム開催の大江戸骨董市です。
店舗営業は5日(月)から。どうぞお運びくださいませ。
寒風吹き荒ぶ灰色の元旦。雑煮を食してから近所の神社へ出向きました。商売繁盛、家内安全、無病息災、人間山脈、風林火山、とっさに思いつく限りの四文字熟語を祈願して参拝終了。その後、新たな年を迎えたこの国の様相をつぶさに観察しておこうと思い立ち(ウソ)、その足でそぞろ歩きに出発しました。
人間という生き物は、寒い中をあてもなく歩いていると喫茶店でコーヒーが飲みたくなってくるものです。それもチェーン店系ではなくて、ヒゲのマスターが自家焙煎の豆を丁寧に一杯ずつドリップしているような店。このまま足の向かう途上にある素敵な喫茶店といえば、なんといっても山谷のカフェバッハなわけですが、はたして元旦に開けているものかどうか。で、調べてみると、年始休みを5日(月)〜9日(金)にずらして、1日(木)〜4日(日)は営業するという壮挙に出ていました。たしかバッハにはヒゲの生えた従業員はいないはずですが、この際ヒゲの有無は云々すべきことでないでしょう。勇んで駆けつけ、ブレンドとショートケーキを注文。年の初めから旨いものを飲み食いさせてもらえたことに感謝の念を禁じ得ないまま、浅草方面へと足を延ばしました。
元旦の浅草寺はどんな様子かと物見遊山の気分でしたが、案の定すさまじい人の出です。屋台の種類も多く、メロンパンみたいな甘味料とオタフクソースとジャガバタが混じったような匂いがしたり、店頭にショッキングピンクのチョコバナナが突き刺さっていたりと、相変わらず嗅覚にも視覚にもどぎつい寺社仏閣だと思いました。それから、松屋浅草方面に抜けて、アサヒビールの珍妙な建築物を見ながら隅田川を越えて、スカイツリーの異様な威容を横目に帰宅。
こうして特に意味もなく歩き廻るのは、いろいろな発見があったりなかったりして、なかなか楽しいものです。当店にもぜひ意味もなく足を運んでいただきたく思っております。なるほど、たしかに意味のないものばかりが並んでいると感じていただけたら幸いです。
今年もどうぞよろしくお願い致します。
地元の小さな神社 |
散歩の途中で見つけた店 カレー屋ではなく、カレー粉屋 |
泪橋交差点 明日のために、新参の古物商はここを 一度は訪れなければならない |
浅草寺 猥雑な雰囲気を濃厚に漂わせながら、 |
東京都内最古の仏閣の格式も見せる |
東武系車輛は常に切ない |
垢抜け切ってしまっては面白くない ということを教えてくれる構図 |
上に同じ |
素敵な物件 |
貸し物件 半世紀後にもまだあれば逆光二号店として 検討したいところです |
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