早朝、家のドアを出た瞬間からすでに危険な匂いが漂っていましたが、建物に包囲され人が大勢集まる国際フォーラムではその危険度は最高潮に。延々と35度のぬるま湯に浸かり続けるも、何の効用があるわけでもなく、むしろ時間とともに体力が削られていく「東京有楽町温泉~不快の湯~」といった様相を呈しています。どうあれ手持ちの商品を売らなければいずれ危険に晒されるのだから、暑いのなんのと言ってられません。行商終了まで体力を温存するべく燃料効率のよい動きに徹しておりました。物陰でやけにひっそり静かに商いをしている者を見たとしたら、それが当店、逆光のはずです。どうぞ末永いご贔屓を賜りますようお願い申し上げます。
折を見て、フルーツパーラーゴトーの食べログ最新記事をのぞいていると、白桃のパフェがすでに出ているとのこと。これはもはや売上の多寡にかかわらず帰りに寄るしかない、事態はそこまで切迫しているんだ!と何の整合性もない理屈に頭が支配されていた午後。それもすべては太陽のせい・・。
というわけで商いを終えると、店に荷物を置きに戻り、そこから浅草まで猛ダッシュ(気持ちのうえで)。が、すべての果物を提供し尽くしたとかで、本日の営業は終了との無情のお知らせ。この時期のフルーツパーラーゴトーは、やはり時節柄そうした事態が起きるようなので、お出かけは早めの時間をおすすめ致します。そうして異邦人のように途方に暮れながら浅草を彷徨いつつ辿り着いたのが、「珈琲アロマ」です。人として絶対に行かなければいけなかったのに、初めて来た場所。なにしろ、冷たい飲料物とちょっと塩気のある食物を摂取しなければどうにかなってしまう状況下でしたので、レモネード(400円)とホットドッグ(280円)を注文しました。そしてこの地で半世紀以上続き、名店と呼ばれる謂れを身体の奥底で理解したのでした。こういう店を目指して商いを続けていかないとなー、とこれといった根拠もなく思いつつ、重くなった足を引きずって帰宅しました。それではどうぞ今週もよろしくお願い致します。
遠慮しつつ撮ったので半端な写真。 ホットドッグにはペリカンのコッペパンが 使われています。 |
唐突に店内写真。行商後の荷物がそのままの散らかった 店内。いろいろあるので、見にいらしてください。 |
NY在住の若きアーティストの作品も届いています。 後日ご紹介します。 |
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