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2016年5月28日土曜日

詩と考古

6月5日(日) 有楽町東京国際フォーラムの大江戸骨董市に出店

6月8日(水) 『点店3』搬入・展示準備のため臨時休業
6月9日(木)〜12(日) 『点店3』開催
6月13日(月) 搬出休

インスタグラムという画像共有アプリケーションソフトウェアを当店も
使っております。こちらからどうぞ。→👃

 かつて古ツアこと古本屋ツアー・イン・ジャパンこと小山力也氏が当店にいらした時のこと。小山氏の帰り際、店主は氏に「ここを詩と考古の店にしたい」と、いかにも口から出任せのような妄想じみたことを言い放っています。→2014年7月22日の記事。開業して3ヶ月も経っていない頃の話です。あれからおよそ2年の月日が流れたわけですが・・。

 


 現在の店内風景。一見、土器片や詩歌の本が並んで、有言実行が成されたようでもありますが、あちこちに散らばっているものを机の上に集めて、もっともらしく見えるように仕込んだだけです。言わばヤラセ写真ですね。それも火焔土器もパレス式も遮光土偶の残欠もなく、朔太郎や賢治の初版本もボン書店の一冊もないような品揃え。それでも右から左に動いて利益を齎してくれるのならば何よりの話ですが、たいていは店に一度居座ったら、頑として動かないものばかりです。人が買いたい物を揃えてこその商いなのに、誰も欲しがらない物を集めてくる業者とは何者なのでしょうか。
 欲望を欠如を埋めるための感情と考えると、日々の暮らしの中で土器や詩書が必要とされる機会が巡ってくることはあまり無さそうです。不要不急でないものの価値。マルエツにキュウリを買いに来たけど、とつぜん北関東出土の縄文土器片が欲しくなった。転勤で住居物件を探していたら、安井浩司の句が読みたくなった。欲望が是非そういうものであることを願って擱筆いたします。と、とってつけたように終わります。『点店3』のお越しをお待ちしております!



 
 
 
 
 
 



 

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