5日(土)は仕入のため15時頃の開店です。
6日(日)は富岡八幡宮の骨董市に初出店いたします。朝6時頃から始まるそうですので、
行ったら終わってた、ということのないように早起きして臨みます。
どうぞよろしくお願いいたします。
株式会社目の眼より毎月1日に刊行されている古美術誌「目の眼」の10月号(通巻469号)に当店が掲載されました。「曽野綾子の美の仕事」という連載にて扱っていただいております。
このコーナーは作家の曽野綾子氏が古物を扱う店を訪れて、そこで見聞きしたことを過去の体験と織り交ぜながら文章に綴るという体裁を取っているようです。今月号には曽野さんがフランス滞在時に得た、友人の息子のエスプリに富んだ話がまくらに据えられていますが、当店はエスプリにもウィットにも縁遠い店ですから、このまくらは、もうひとつの紹介店舗「No CONCEPT」にこそ相応しいでしょう。No CONCEPTさんの目の眼誌上への登場は、言うなれば国立能楽堂の演目にモンティパイソンがかかるような、一種痛快な異化効果をもたらしているように思えます。当店の場合は、マジソンスクエアガーデンでベーゴマ大会が開催されているような違和感がありますね。
違和感と言えば、曽野さんは当店がぶち割れた皿や陶片を商品として扱っていることに驚かれたようでした。こんな物に値段を付けて売っていやがると。しかし世の中にはもっと不可解な物を取引きしようしている業者がいますから、欠けた皿なんかはずいぶん保守的な領域です。
というわけで、皿に使えそうな陶片と文学史的に曽野さんが属する第三の新人の著書を並べてみました。上左から雲たい里の粉引(SOLD OUT)、常滑の甕、常滑の瓦、中左から初期伊万里ふたつ、常滑、唐津甕屋ノ谷窯、下左から庄野潤三『絵合せ』、吉行淳之介『砂の上の植物群』、小島信夫『弱い結婚』、『X氏との対話』。
今月もよろしくお願いいたします。
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