こうして文章を綴っている時点ではまだ知らずにいる新しい元号ですが、一夜明ければ話題はそれで持ち切りになるのは分かっているので、今のうちに宣伝しておかなければならないことが二つ。などと書いているうちに一夜が明けてしまい、案の定話題は新元号で持ち切りです。もはや誰も漆器のことを口にしようとさえしません。だからこそ声高に叫びたい。一つめは会津若松のスラッシュ四天王(他三人は未定)こと相田雄壱郎の展示会『うるしドリフト』開催中ということ。会期は4.3(水)まで。職人としての矜持と工芸への明敏な批評性の絶妙な混淆を多くの方に見ていただきたく思います。
二つめは5.3(金・祝)/4(土・祝)に開催される『春の鎌倉古美術展』に参加いたします。ということのご報告です。連休の只中に観光地に行くほど酔狂ではないと思っている方も、改元後初のイベントということで、ここはひとつ物見遊山を決め込んでお運びをいただければ幸いです。名品を取り揃えて、などと迂闊には言えませんが、おもしろいものを準備してお待ちしている予定です。なにとぞよろしくお願いいたします。
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呪事と祝事を同時に表徴したようなフォルム。 |
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白漆の発色が美しい前菜皿。難しいとされる際の塗り分けも見事。 |
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今回のDMに採用されたのは逆光の品物。追って紹介いたします。 |
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