11/25(土)・26(日) 『目黒セントラルマーケット』に出店します。
12/7(木)〜9(土) 『点店終点』
4店舗が集まってのインタビューが載っているのですが、これが90年代初め頃に結成されたインディーズバンドの解散記事みたいな趣きがあって、懐かしいような微笑ましいような気持ちになります(ならないかもしれません)。本誌ではボツになりましたが、マレビト前の橋の上で雨のそぼ降る中を撮った写真が、エピック・ソニー時代のエレファントカシマシのアルバムジャケットのようで、割といいと思いました。時代の一風景が雨と涙と川の流れのせいで、彼方に霞んでいくのでした。
そしていま店舗では、松井寛泰写真展『Labyrinth』を開催しております。物体が放つ光に対してレンズやカメラを使って光学的操作を行い、それを感光剤に照射させてから、現像・焼き付け等で紙等の支持体に像を定着させるのが、写真の定義です。字義どおりに真を写すと解釈すると語弊があって、本来は光を結像させる光画です。フォトグラフの光画性をいっそう強調するために、工程の手数をやけに多くせざるを得ないその拘りは、むしろ滑稽でさえあるのですが、花鳥風月好きの日本人には、その反自然性を構築するための滑稽さはよく理解するところではないようです。
セザンヌ、ジョイス、ゴダール、吉増剛造、川久保玲、坂田和實・・そのジャンルが持つ制度性を明確に際立たせながら仕事する人たちに、松井寛泰も連なるひとりのように思えます。19(日)までです。ぜひご高覧くださいませ。
今、万感の思いを込めて・・みたいなノリで。 |
外光の射し込み方でかなり見え方が違います。ぜひ何度も お運びを。 |
詩人の手みやげです。心憎いですね。 |
0 件のコメント:
コメントを投稿