そうは言っても客足の途切れが長引いて、ヴィスコンティ的な頽廃した時間が流れることもあります。そんな時に唐突に発せられる「なぜ人間は一人一人こうも違う存在なのか」という教草さんからの謎めいた問い。ソクラテス的でもありハイデガー的でもあり相田みつを的でもあるこの疑問に答える術は、逆光店主にはありません。そのうち日が暮れて、薄闇が店内に入り込んでくれば一日の仕事は終了。無為と豊かさが渾然となった時間。これで本当に商いが成立しているのか、という新たに浮上する解けない謎。
「点店」、教草・逆光は21日(日)まで開催です。会期中に展示替えや商品の追加もありますので、二度も三度もお運びいただけましたら幸いです。
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