参加店舗は敬称略・順不同で、画餅洞(京都)、百芍丹(京都)、大吉(京都)、toripie(大阪)、タユタフ(石川)、南方美術店(東京)、gallery uchiumi(東京)、Antique what's(東京)、Galerie Azur(東京)、弊店逆光(東京)。古物や骨董や器が好きで、ふだんからお店や企画展示を巡っている人ならば、これが尋常ではない布陣であることに気づくはずです。業界の一枚看板から清澄な眼の新鋭、やや常軌を逸した品筋の業者までが、店舗巡りの楽しさの復権を賭けて集いました。と言っても、各々がそれぞれのお店で通常営業をしているだけですが。
あれだけの物量の品が一同に集まるわけですから、イベントが楽しいのは言うまでもないのですが、ある程度の大きさの施設に人や物が揃うと、どうしても公的な色彩を帯びてきます。するとそれが私的な(この場合は店舗)ものをつまらなく思わせてしまいます。古い物が好きになったきっかけがイベントだという方は、ぜひそこから私的空間の仄暗いゾーンにダイブを試みてください。店主たちは手ぐすね引いて待っているはずです。
たのしいものがあるはずだけど・・という店主の 私的な妄念が渦巻く場所、それがお店です。 |
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